まったく

面倒くさい
外出禁止ってダルいな

買い物行けないし
腹痛いし


それにしても
やはり母親からしか電話は無いな

まあ父親はそういうタイプじゃないけど、婆がね

口先だけで実際には何もしない
誰かが大変な目にあっても「あ～あ」ってしか言わないような
偉そうに文句ばかり言うくせに、自分が責められても他人の責任にしたり無視したり

夏休み家に帰っていた時に、外食にいったんですが
そのときに近くに店員さんがいるのに平気で文句を言うので、イラッとしたので指摘したのですが

ふ～ん

正直殴りたかった
他人には平気で文句を言って、しかもいつもいつも遠回しに自分を大事にしろ、敬えって言うから大嫌いだ
一回だけ、指摘したらそれだけで包丁を持ってきて喧嘩になったこともあったかな

あいつのせいで俺が苦しむのが許せない

アイツの血が少しでも流れていると思うと自分が凄く穢らわしく感じる


アイツに対する不満や許せないことは数えるのも面倒くさい
人生の大半がアイツと一緒だったと思うととても無駄な人生だ


こんな・・・こんな苦しみは嫌だ、何も成長もできない無駄な苦しみ

こんなの望んでないこんな虚しいのは嫌だ


何も感じないこの虚無感
心を閉じた事を後悔することが絶えない

誰も俺を見れないし知ることもできない

見つけてほしくても、知ってほしくても
恐怖に勝てない

結局俺を支配しているのは恐怖そのもの


そうなってしまった一因があの婆なんだろう

俺の中の不信と怒りはアイツが切っ掛けだろう



あんなやつが、今の俺を形作っているのが堪らなく憎い
憎くて憎くてもう嫌だ


もういいじゃないか
もう俺を見ないでくれよ

生半可な気持ちは結局は裏切りなんだよ


こんな、矮小で醜くて穢らわしくて弱い・・・

そんな俺を見てくれる人なんていない



もう幻想は終わりだ

いつかは誰かが見つけ出して連れ出してくれると思っていた
そうであって欲しかった

でも、違う


誰も来ない
来てくれない


たったそれだけ









結局人は『何も出来ない』のでは、無い
ただ『何もしない』

そういう事だったんだよ